ペレットストーブは設置後のフォローが必ず必要です。
お客様のペレットストーブの燃焼パラメーター調整に行きました。
燃焼の状態をお伺いすると、窓ガラスが黒くなるとのこと。
確かに黒くなっています。また燃焼室内壁も黒くなっています。
これは、燃焼用の酸素が少ないために起こる現象です。
本来、ペレットストーブの燃焼室ガラスは、白くは曇っても黒くはならないものです。
一部機種はなるものもありますが、燃焼室内体積が大きいのが原因です。
黒くなるのをなくすために、燃焼用の空気量、ペレット量を調整する必要があります。
黒くなる燃焼の場合、消火後のロストルの内部はこのようになっていると思います。
燃焼用空気が少ない→燃焼中にロストルにペレットが残る→消火時に最大風量で燃やし切ろうとするが残る
このような図式であります
窓ガラスが黒くなるだけなら、拭けばいいじゃん、とお思いですが、
黒いのは窓ガラスと燃焼室壁だけでなく、ストーブ内部の煙の通り道、そして煙突内も同じ状況です。
黒いのは煤ですので、炭素がいっぱい残ってますから、まだ燃えることができます。
ある一定の温度に達すれば、それらは一気に燃えだします。
これらは架空の話ではなく、実際にこうなった現場を弊社ではよく見ています。
ストーブの設置と燃焼だけなら、どんな業者でも行うことができます。
が、この燃焼調整が最も大事な部分で、これができない業者を選ぶべきではありません。
今回、驚愕したことが、お客様が黒くなる燃焼を普通の状況だとお思いになっていたことです。
弊社ではこの調整のために真夏も燃焼実験をして、
ペレット燃料にあった設定値を算出することに頑張っているだけに
非常に残念に思えました。
なんとなくストーブの燃えが悪いのかなとお感じのお客様
お気軽にお問い合わせください。
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