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ペレット質の急変によるトラブル

ペレット燃料は年間で均一の品質が絶対条件です。

ペレットストーブの着火不良、失火のお問い合わせが急増しています。

原因は、山形県内陸部でよく流通しているペレット燃料の

形状が変わったことによる供給量不足です。

短ペレット

いままではこんな細かいペレットだった(細かすぎていい燃料ではありません)のが

 

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ここまで巨大化 そして硬さも変わっています。

 

この燃料は、クリンカの発生が多いので、

弊社では機械のほうでチューニングをし、ほぼ最小の燃料供給にしています。

それで温度はじゅうぶんに出る燃焼にしています。

 

これが大きさが変わることにより、ペレット供給量は私の計測で30%以上少なくなり、

最小火力燃焼時に失火してしまいます。

 

対応としては、燃料供給量をあげればいいのですが、その結果クリンカの発生の可能性も増えます。

機械によっては燃焼温度を計測し適正供給量を自動で合わせるものもありますが、

燃焼温度の低さでペレット供給過多の状態になる場合が多く、

またペレットが細かくなった場合、間違いなくススの大量発生による事故が起こります。

この事故は毎年起きており、弊社でも何度も救援を行っています。

 

どんなペレット燃料でも燃やせるペレットストーブは存在しません。

ストーブ販売店では、お客様がご使用になるペレット燃料に合わせて機械をチューニングしています。

暑い夏の間、燃焼実験をしているのは燃料に対するチューニングの精度を上げるために行っているものです。

 

 

しかし、ペレット燃料製造の段階でここまで質が変わってしまえば、完全に対処することは不可能です。

 

ペレットストーブ販売店の見極めは、ストーブ毎にチューニングが確実に行えるか。

確実に安全に燃焼できる燃料をお勧めしているか否かが大きな決め手になります。

 

ペレットストーブの性能よりも大事なのがペレット燃料の性能です。

安いから という理由だけで、設定を販売店に確認せずにお使いになるのはおやめいただきますよう、

お願いいたします。

 

 

 

 

 

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